■カフ圧管理について
カフ圧調整器を使ってカフ圧を管理することで、様々なトラブルを防ぎ安全・安心な呼吸ケアができます。
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①カフとは、気管挿管チューブや気管切開カニューレの先端にある風船状の空気袋です。(右図)
②カフ圧とは、気管挿管チューブや気管切開カニューレのカフ(空気袋)の内圧のことをいいます。
③カフの役割は、①呼吸の換気洩れ、②唾液の器官への流れ込み防止です。(右図)
④カフ圧の管理とは、カフと気管壁との密着を適切にするためにカフの内圧を管理することです。
⑤適切なカフの内圧は、20hPa~30hPaといわれていますが、医療者の指示に従ってください。
■カフ圧に関するリスクについて
<リスク1:カフ圧が低い場合>
①人工呼吸器の換気洩れ
②カフ上部分泌物(唾液等)の器官への流れ込み


<リスク2:カフ圧が高い場合>
①気管壁の圧迫による血流障害や粘膜障害等の恐れ
②気管壁の広がり・変形等の恐れ
※カフ圧が低くても高くても、様々な合併症を引き起こす可能性があるため、
カフの役割をしっかりと理解し管理して行くことが重要です。
■自動カフ圧調整器について
カフ圧は常時適切な値に管理することが重要です。
カフ圧調整器で一時的(数時間ごと)にチェックし調整する場合は、右図のオレンジ線のように変動をしますので。不十分な管理になります。
カフ圧の適切な管理とは、自動カフ圧調整器の「カフパフィ」や「カフキーパー」を使用して、常時、適切なカフ圧に調整し保持することが必要です。
(※自動カフ圧調整器は、右図のカフ圧管理のグラフで水色の値のように変動が少なく安定したカフ圧管理になります)
■よくあるご質問
■お客様の声
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